江上不二夫さんという生命科学の分野での大先生の言葉をお弟子さんが
本にまとめたものです。
自分は科学者ではありませんが、とてもいい言葉がたくさん載っています。
「自然は、人間の頭脳が考えるよりもずっと複雑で人智を超えている。
だから、実験結果は自分の持っている先入観を全部捨てて
自然が何を教えてくれようとしているのか、考えてみる」
「研究がつまらないなんて、あり得ない。そんなことをいう人は
自信を持って目が節穴だと思っていればよい。しばらくは孤独が続くかもしれないが
ある日突然に別の事柄と結びつく。そうするともっと大きなモノと結びついて
また新たな価値が創造される。予想外のものであればある程素晴らしい」
「自分の意見に固執する人、自信を持ち過ぎている人は、
実験が思い通りにいかないと、やった人のせいにしてお前が悪い、となってしまう。
実験結果はなるべくしてなった結果なのに。そんなコトを続けていると部下は
ボスの希望通りのデータに改ざんして出すようになり、間違った方向に進んで行く」
強烈に印象に残ったのは、この3つの言葉です。
生物学のむつかしいお話も載っていますが、こぼれ話が多くて飽きませんでした。
また、重要なのは江上先生の強烈なキャラクターが目に浮かぶような文章の面白さ。
こんな先生についたら、おもしろい勉強ができるんじゃないかな?
と思いました。
この本はいつか買おうかな?
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